こんにちは。
理学療法士の秋田です☆
2024年度は6年に1回の介護報酬と診療報酬の同時改定です。
介護報酬は3年に1回、診療報酬は2年に1回の法改定があるので、同時改定は6年に1回となります。
同時に改定するタイミングで両者の保険や報酬の今後の方向性や流れが一気に変わることがあります。
今年度は、訪問看護にとっては新しく出てきた動きが数点ありました!
① リハビリが看護の回数を上回ることで、リハビリの単位数が減算となる
② 看護師の賃金アップを行った事業所に対して、ベースアップ評価料を加算する
上記の点は、それぞれ①は介護報酬、②は診療報酬の改定です。
同時改定のタイミングであれば両者の足並みを揃えると思いきや、今回は別々の動きとなりました
①については10年以上前に同じような動きがみられたため、その制度が復活したような形です。
腑に落ちない点はありますが、訪問リハビリ事業所を増やしたり、リハビリスタッフに偏っている訪問看護ステーションを
減らしたいという方向性から考えると、減算になっても仕方ありません…。
協会や職種間の関係性や立場など、たくさんのしがらみもありそうです
②については、他事業や職種の賃金アップの流れから出てきた制度です。
細かい概要や加算の算定基準は調べていませんが、看護師の賃金を3%?5%以上アップさせると算定できる加算です。
加算は1~18と範囲が広く設定されています。
一般的な訪問看護ステーションは介護報酬と診療報酬の割合は7:3(ステーションの特徴による)位であるため、診療報酬に加算をつけたところで全看護師の賃金アップを賄うのは困難です…。
今年度の改定は、物価高騰に伴い基本報酬が全体的にちょびっと上がったり、ターミナルケア加算や24時間体制加算の増額、専門職の加算の新設などもありますので、全体の報酬はライブにとっては前年度とあまり変わらないかと思われます。
ということで、
令和6年度の介護報酬と診療報酬改定の詳細は厚生労働省の㏋やPDFをご覧くださいませ☆
介護報酬改定
診療報酬改定
では、また。