2014年の診療報酬改定で新しく顔を出した「機能強化型訪問看護ステーション」の存在
ついに、訪問看護ステーションに“質”を求められるようになってきた。
医療保険を利用する訪問看護の料金は、「基本療養費」と「管理療養費」が大部分を占めている。
この2つの療養費は訪問1回でかかる料金である。
その中で管理療養費は、初回訪問時は7300円、2回目以降の訪問時は2950円となる。
「機能強化型訪問看護ステーション」の算定条件を満たしたステーションは、初回訪問時の管理療養費が12300円もしくは9300円に跳ね上がる。
訪問看護ステーションは、看護師が最低3人(常勤換算2.5人)以上が必要である。
栃木県のステーションは最低3人で回っている事業所も少なくない。
その中で、「機能強化型訪問看護ステーション」になるには、以下の要件を満たすことが必要である。
① 居宅介護支援事業所(ケアマネさんがいる所)
② 常勤看護職員が5~7人以上いること
③ 24時間対応をとっていること
④ 重症者を受け入れていること
この要件を満たせるステーションは栃木県はほとんどない。
大規模ステーションだけである。小規模と大規模ステーションの差はますます広がっていく。
その差が“質”の差ではない。
しかし、より高い質を目指すには環境が必要である。機能強化型ステーションとなったステーションはより高い質を目指す環境が整っていく。
ここからは主観であるが、国の方針は各事業の連携を高め、より高い質をサービスを提供しろ!とのメッセージと思われる。
今後、基本報酬は減額されていくだろう。それに伴い、加算が増えていく。
加算のとれないステーションは淘汰されていく。
加算をとるには高い質が必要になってくる。
訪問看護ステーションも選ばれる時代になってきたのだ。
リハビリ訪問看護ステーションライブは、目の前の利用者さんに全力で取り組んでいきます☆☆