介護保険で、リハビリスタッフが訪問看護を60分行ったときの基本料金は8580円(地域によって異なる)
※ この値段は、あくまで訪問看護ステーションからの「療法士による訪問看護」です。
この値段は、他業種の方からみると高いのだろうか!!?
実際に利用者様が支払う料金はその1割の858円である。
療法士による訪問看護を週1回利用すると、利用者様には3500~4500円がかかる。
1回の訪問看護で858円は安い。
しかし、実際に訪問看護ステーションに入ってくる料金は8580円である。
自分の理学療法にそこまでの価値があるのか。
利用者様の満足度を上げること、身体機能を改善すること、日常生活を過ごしやすくすることで、8580円に見合ったサービスを提供できているだろうか。
思いがいくら強くても、そこに専門家としての技術が伴わなければ、いいサービスとは言えない。
利用者様が1割の支払いで済むために、40歳以上の方が介護保険料を払っている。
介護保険に関わらず、医療保険も同様である。
たくさんの方から集めたお金から8580円が支払われている。
「足を揉んでいるだけのなんちゃってリハ」では8580円に見合う価値はない。
自分の理学療法にどれくらいお金がかかるのか、1日にどれだけ稼ぐことができるのか。
お金の意識を持つことは医療関係者にとって重要なことである。
と偉そうに言いつつ、自分は技術や知識の浅い理学療法士である。