2014年 栃木県の訪問看護ステーションはすごい勢いで増加している。
ここ数年で今まで横ばいだったステーション数が一気に増加している。
そして、その中でも際立つのは特徴のあるステーションが増えているということである。
いわゆる差別化である。
小児、精神、リハビリなど種類は様々である。
かくいう当ステーションも、リハビリや小児が強みである。
今まで、栃木県は需要が供給を上回り、特別な営業を必要としなかった。
しかし、同じ地域に2か所以上のステーションが存在したら、営業が必要である。
まず、ステーション自体が知られなければ依頼は来ないのだから。
その中で、差別化を図る訪問看護ステーションが出来始めたのは大きな流れの変化である。
これは、運営側の意識の変化とも読み取れる。
来年、再来年には訪問看護ステーションの数はまだまだ増えていく。
高い質・技術の訪問看護を供給できなくてはいずれ淘汰されていく。
そして、それは利用者様の獲得に関してだけではない。
近い将来、訪問看護の基本報酬は下げられる。それに代わる各事業所に加算が追加されていく。
加算が取れるステーションはますます潤い、加算の取れないステーションはますます運営が厳しくなる。
「機能強化型訪問看護ステーションの新設」はいい例である。
診療報酬の改定で「居宅介護支援事業所が併設されていること」が項目に挙がっている時点で、来年の介護保険改正で同じような内容が織り込まれるだろう。
時代の流れを読み、情報をいち早く掴み、時代とともに色を変えれることが一番の差別化につながるかもしれない。